4. Lesca LUNETIER

メガネ¥49,500/レスカ・ルネティエ(グローブスペックス エージェント)

フレンチらしいエッジの効いた個性派デザイン

 欧州でも古くからメガネ作りが盛んであった、フランス東南山岳部のジュラ地方。その地にて1920年代からメガネ工房を営むレスカ家が、ファミリーにて打ち出すブランドこそレスカ・ルネティエ。ジュラに根づくフレンチトラッドなスタイルを活かしており、特に1950~60年代のアーカイブをアレンジしたフレームは、懐かしくも新しいとリリース直後から広く人気を博している。

 とりわけ代表的であるのが、エッジを効かせたこの黒縁フレーム。昨今トレンドでもあるクラウンパント型であり、レンズ上部をエッジのある王冠(クラウン)と下部のパントゥ(ボストン)シェイプを組み合わせたフランス伝統的な玉型だ。アセテート板を使い4人の熟練職人が各作業を手分けして行ない、それぞれ手作業の温もりを込めた仕上りが大きな魅力。掛けることで強い個性と優しい表情が同時に主張できる一本である。