自己診断する時にわかりやすいのは「前腕」

 骨格タイプは「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」の3タイプに分かれる。

 生まれ持った「体の質感・筋肉や脂肪のつき方肌の質感・骨や関節の大きさ」の特徴を関連させて、判断していく。

 

【ストレート】…上半身にボリュームが出やすく、筋肉の厚さを感じさせる体型。首が短く見え、腰の位置が高く太ももが太い特徴がある。

著名人でいうと〈吉田鋼太郎さん、鈴木亮平さん、北村一輝さん〉

 

【ウェーブ】…胸板がうすく、上半身よりも下半身がしっかりしている体型。首が長く、腰の位置が低い特徴がある。

著名人でいうと〈木村拓哉さん、松重 豊さん、竹野内豊さん〉

 

【ナチュラル】…ボックス型シルエットで、筋肉よりも骨や筋が目立つ体型。鎖骨や膝の皿、手の関節が目立つ特徴がある。

著名人でいうと〈長谷川博己さん、ディーンフジオカさん、伊勢谷友介さん〉

 

 判断材料として、首の付け根から筋肉のライン、胸板の厚さ、腰回りの筋肉のつき方、膝の大きさなど…他にもチェック箇所が多数あり、全身のラインやリズムを実際に触りながらトータルで判断する。

 ただ、上記の項目を自分一人で確認していくことは至難の業。そこで今回は、北村氏に自己判断しやすいポイントについて教示してもらった。(自己診断を行う際はあくまでも目安程度に留め、実際に気になる方はプロの診断を受けていただきたい)

「骨が小さく筋肉が出やすい前腕は、自己診断する時にわかりやすいです。前腕(肘から手首の関節部分)を触ってみると、肘から筋肉が大きく張り出して手首に向かって細くなっている方は『ストレート』。『ナチュラル』は手首自体が長方形になって、筋っぽい筋肉をしています。そしてどちらにも当てはまらない場合は『ウェーブ』です」

 これらは生まれもった資質で判断しているため、年齢による体型の変化で変わることはなく、骨格タイプは一生役立つ判断軸になりうる。

「骨格のタイプの判断には身長や体重は関係ありません。中には加齢や体重の増減があるとタイプが変わってしまうと思っている方もいますが、骨格ごとに筋肉の残り方や太り方も異なってくるため影響を受けることはないです」