サウナの後のご飯はなぜこんなにおいしいのか?

 コロナ前は、同僚と会社帰りに銭湯へ行き、その後食事や飲み会を楽しむこともあったとか。

田代「サウナの後のご飯って本当においしいんですよ。俗に『サ飯』と言ったりするんですが、サウナに入ってご飯を食べるまでがワンセットと考えるサウナ―も少なくありません。頭も体もスッキリした後、みんなでワイワイ食事やお酒を楽しむのは、最高です。最近では食事にこだわっているサウナやスーパー銭湯も増えていて、オリジナルメニューを開発していたりするところもあります」

福島「汗をかいた後なので、ちょっとしょっぱめのメニューとかがよりおいしく感じますよね。それと、後輩を誘うにしても、いきなり飲み会よりサウナの後のほうがより打ち解けて話が弾むような気がします。“飲みニケーション”ならぬ“サウニケーション”というわけです。同じ空間を裸で共にすることによって、お互いの距離がグッと縮まります。ブームになってからは、サウナ行かない?と言うとたいてい気軽に来てくれるようになりましたしね(笑)」

 

サウナタイムがさらに充実するこだわりグッズ

 オンにオフにサウナを活用しているお二人に、サウナをより楽しむためのこだわりのグッズを紹介していただきました。

福島「サウナに行くときにいつも履いているのが、「On/オン」のランニングシューズ『Cloud』。シューレース(靴ひも)がゴムになっていて、足を通せばそのまま歩き出せるのが気に入っています。施設の出入りにしゃがんで靴を履くのは面倒ですよね? 行くときは一刻も無駄にしたくないし、出るときはスッキリした気分に水を差したくない。Tシャツやスウェットパンツなどカジュアルな格好に合わせた時にサマになるのもポイントです。まさに、理想のシューズです」

福島さんおすすめの「On/オン」のスニーカー『Cloud(15180円)』。紳士雑貨担当として、靴にはこだわりが。「ソックスもパイル地のスニーカーソックスを履くなど、足元の快適性は重視します。 もちろんサウナ前のランニング時にもおすすめなシューズです」

田代「2つありますが、ひとつは全国のサウナ―から絶大な支持を得ている、静岡の「しきじ」というサウナのタオルです。普段は銭湯のサウナへ行くことが多いので、タオルを持参するんですが、なかなかこれだ!というタオルがみつからなかったんです。薄いと頼りないし、厚いと水を吸ってビシャビシャになってしまう。「しきじ」のタオルは絶妙な厚さで、体を洗う時も使いやすいし、その後ゆすいで絞って体や頭に掛けたりするときもいい具合にフィットするんです。

 もうひとつは、「DEXT」のマウスウォッシュ。高温多湿なサウナ室の中は口の中をさっぱりさせてから入ったほうが気持ちがいいので、個包装になっているマウスウォッシュを持っていくようにしています。「DEXT」のマウスウォッシュは刺激が少なく香りが上品なので、サウナ以外のシーンでもよく使いますよ」

 お二人が働く三越伊勢丹オンラインストア(2021年12月現在)でもサウナグッズを取り扱っていますが、なかでもおすすめの一品があるそうです。

「HUKKA DESIGN」右・トントゥ サウナストーン 3036円 天然石、サイズ:約4.5×6.5cm

 福島「これはカレリアンソープストーンという熱さや冷たさを長時間保つ性質を持っている天然石で、サウナストーンとして使われているものと同じものです。インテリアとして部屋に飾ってもおしゃれなんですが、この顔がついているものはセルフマッサージにも使えるんです。幸せを呼ぶ存在としてフィンランドで親しまれている妖精「トントゥ」の顔をかたどっているんですが、憎めない笑顔がカワイイでしょう? サウナ―へのプレゼントにもぴったりですよ」

部屋に飾るだけじゃなく、肩や腰、手のひらなどにおしあてれば、マッサージ効果も。サウナ後のリラックス効果がより高まります

 次回はいよいよ、初心者でも安心のサウナの入り方に迫ります。