政府も経済界も労働組合も女性の管理職比率向上に取り組んではいるものの、なかなか思うように上昇していないようです。政府は女性管理職比率を30%に引き上げる目標を掲げていますが、達成期限を2020年から2030年に延ばしました。 ただ、そもそも誰もが管理職になりたいと思っているわけではありません。管理職は地位も給与も高い一方、責任が重かったり社内政治に巻き込まれてしまったりと、大変そうなイメージもあります。「自分は出世なんて望まない」「いまの仕事のままがいい」など、働き方の希望は人それぞれ異なるものです。それなのに、あえて管理職の比率を上げる必要があるのでしょうか。 内閣府の『男女共同参画白書(令