気候変動、大規模地震、感染症、地方創生、少子高齢化など、私たちが直面するリスクは予測不可能なものが増えてきた。このような状況下で、保険会社に求められる役割も変化している。

 保険の商品価値は、事故や病気の際に保険金をお支払いすることで、お客さまの経済的なダメージをカバーすることである。しかし、保険をご購入頂いたお客さま全てが事故や病気に遭うわけではない。事故に遭わなかったお客さまも含め、平時に保険の価値をいかに感じていただけるか。お客さまへ新たに価値を提供していくこと、提供し続けていくことが何より重要である。

 こうしたニーズに応えようと動いているのが三井住友海上火災保険だ。同社はDXによって、新しい保険会社の役割を果たそうとしている。DXを推進してきた取締役・常務執行役員の一本木 真史氏は、「保険会社が保有する大量のデータを活用すれば、お客さまのニーズを把握したり、事故を予測しお客さまの資産を未然に守ったり、事故後に圧倒的なスピードで回復をご支援したりできるなど、新たな価値を生み出すことが可能になる」という。

 同社の先進デジタル技術を活用したお客さま体験価値の向上の一環として先行導入したのがAIを搭載した損保代理店初の営業支援システム「MS1 Brain」だ。AIによるビッグデータ分析に基づき、お客さまのニーズを的確に把握し、最適な商品・サービスの提供を実現している。

 その「MS1 Brain」をはじめ、お客さまと代理店、同社をデジタルで強固につなぐ基盤として採用されたのがSalesforceだ。全社員、全代理店がアクセスし、お客さまをデジタルで総合的にサポートするためのプラットフォームとなっている。

 DXを通じた社会との共通価値創造を目指す三井住友海上火災保険。同社が取り組んできたDXの考え方や保険業界のイノベーション企業としての今後の展望について、一本木氏が動画の中で語っていく。

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