養老孟司・斎藤幸平対談、「足るを知る」生き方が世界を救う

人はどうすれば「自然」に回帰できるのか
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斎藤幸平氏(左)と養老孟司氏
養老 孟司(ようろう・たけし)氏
1937(昭和12)年、鎌倉生れ。解剖学者。東京大学医学部卒。東京大学名誉教授。心の問題や社会現象を、脳科学や解剖学などの知識を交えながら解説し、多くの読者を得た。1989(平成元)年『からだの見方』でサントリー学芸賞受賞。新潮新書『バカの壁』は大ヒットし2003年のベストセラー第1位、また新語・流行語大賞、毎日出版文化賞特別賞を受賞した。大の虫好きとして知られ、昆虫採集・標本作成を続けている。『唯脳論』『身体の文学史』『手入れという思想』『遺言。』『半分生きて、半分死んでいる』など著書多数。
10月29日から京都の細見美術館にて、監修した特別展「虫めづる日本の美」を開催予定。
斎藤 幸平(さいとう・こうへい)氏
1987年生まれ。大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想、社会思想。
Karl Marx’s Ecosocialism:Capital,Nature,and the Unfinished Critique of Political Economyによって権威ある「ドイッチャー記念賞」を日本人初歴代最年少で受賞。著書に『大洪水の前に:マルクスと惑星の物質代謝』、編著に『未来への大分岐』など。

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