同じ風景を反対側から見る。有刺鉄線を張ったコンクリートの柱はナチスが設営した当時のままのものが使われている
左写真:写真の右側が強制収容所博物館、左に見えている青いゲートは「フフト刑務所」正門。右写真:右の煙突の立った建物はナチスの死体焼却棟、左の壁は現役の刑務所の壁
旧フフト強制収容所跡に建つ、命を失った子供たちの慰霊モニュメント。3歳の少女の名にブリキの蝶々が針金で結びつけられていた。現在存命なら76~77歳、兄姉など関係者が存命で結わえつけられている可能性が高い。左の数字はすべて子供たちの享年
いまや、ごく当たり前の住宅地に転じている、旧フフト強制収容所バラックの一部。日本の標準的な戸建て住宅より、よほど間取りがゆったり取られており、複雑な思いにとらわれた
証拠隠滅の虐殺が行われた収容所近郊の森の現場。立地が分かるようグーグルマップの画面を付した。堀で囲まれた軍の壕内に犠牲者は誘導され、逃げ場がない形で虐殺、その場に埋められた。遠くに見えるのは全犠牲者の名を記した巨大モニュメント