大規模リコール「バルブスプリング」とはどんな部品なのか トヨタの「バルブスプリング」に何が起きたのか 2010.7.16(金) 両角 岳彦 フォロー フォロー中 自動車 Tweet この写真の記事へ戻る バルブスプリングに関わる改善個所の説明図(トヨタ自動車・LEXUSのホームページより)。 描かれている車両はLS。エンジンはV型8気筒のUR系。吸気、排気全てのバルブを閉じる方向にバネを働かせているバルブスプリングを全数交換する。 拡大画像表示 「LS460」に搭載されているV型8気筒の1UR-FSE型エンジンの拡大写真。エンジンの内部を透視してあり、丸いピストンの上にバルブの丸い「傘」が見えている。そこから上に伸びる軸部(ステム)を包むようにコイルスプリング(黒く見える)が組み込まれている。これがバルブスプリング。その直上にあるカムシャフトのカム(白く光っている円盤状の部分)の膨らんでいる部分がバルブを押し下げ、バルブスプリングは押し縮められる。(写真提供:トヨタ自動車) 拡大画像表示 V型8気筒の2UR-FSE型の左側シリンダー列後部を断面で見えるようにカットしたモデル。バルブ駆動機構の部品の配置が理解できるはず。バルブスプリングのすぐ上、スイングアームの両側に骨格部品の分割線が見えているが、ここから上の骨格とカムシャフト、その支持軸受、スイングアームなどを全て取り外さないと、バルブスプリングの交換はできない。(写真提供:トヨタ自動車) 拡大画像表示