南部鉄器と日本の美意識をこよなく愛するベルギー人 南部鉄器の急須が店頭にズラリと並ぶ。青系統は色の種類が豊富だ。ヨーロッパでの人気の色ベスト3は、1位=黒(全体の50%を占める)、2位=朱色(日本的な赤と名付けている)、3位=青系統だという (撮影:特記以外すべて著者) (画像1/8) ポール・グエンス(Paul Geuensさん)。Ginza商事を設立し、トップメーカー「岩鋳」の南部鉄器の急須を中心に茶筒、有田焼や波佐見焼の急須、湯飲み、小皿、箸置きを輸入し、欧州一帯の小売店に卸している。ブリュッセルから北へ電車で40分のアントワープ市郊外在住 (画像2/8) こちらは抹茶色。右が紅葉柄、左が桜柄。各550ミリリットル、どちらも80.90ユーロ(約1万1400円) (画像3/8) Ginza商事は鋳物師の岩清水久生さんの作品も取り扱っている(©Ginza N.V.) (画像4/8) ブリュッセルのお茶専門店UNAMI(フランスのリールに第1号店あり)では、日本、中国、インド、スリランカと様々な国のお茶を販売している (画像5/8) UNAMIの喫茶室。スッキリと落ち着いた雰囲気に琴の音楽が流れて、つい長居したくなる。コーヒー派も多いが、お茶好きもとても多い。インタビュー中もお客さんたちがやってきた (画像6/8) UNAMIのショーウィンドーに置かれた南部鉄器の急須。同店のために特別注文した色。後方のUNAMIの茶筒に合わせて同じ色にしてもらった。店舗向けオーダーメイドは、つい最近始めた新しい試みだ (画像7/8) Ginza商事のウエブサイト(©Ginza N.V.)。社名については「日本の人にとって、銀座は特別な意味を持っていますよね。質の高い品物ばかりが売られる、洗練された街だと。そのイメージは南部鉄器が醸し出すムードにつながる気がしたのです。ヨーロッパ人に発音しやすい言葉というのもポイントです」とポールさん。Ginzaの保障は万全で、購入後、万が一商品に不具合があればいつでも交換する (画像8/8) 南部鉄器と日本の美意識をこよなく愛するベルギー人 この写真の記事を読む