2023年は「卯年」、うさぎ年。全国にはうさぎにまつわる神社が多く鎮座します。うさぎは多産であることから、縁結びや安産、無病息災のご利益をうたう神社が多いのも特徴です。今回は全国の「うさぎ神社」から5カ所をご紹介します。2023年の初詣は、うさぎの神社にお参りしてみてはいかがでしょうか?

熊野大社(山形県南陽市)の結(ゆわい)うさぎ 写真=PIXTA
文=JBpress autograph編集部
白兎神社(鳥取県鳥取市)

白兎神社拝殿 写真=フォトライブラリー
縁結びスポットとしても人気
日本最古の歴史書「古事記」に記される日本神話「因幡の白うさぎ」の白兎神を主神とする「白兎神社」。神話にちなみ、皮膚病ややけどなどに効く神社として信仰されています。
境内へ続く道沿いには、不増不減の池「御身洗(みたらし)池」があり、ここで因幡の白うさぎが傷口を洗い、治療したといわれています。

5つの石が入った「結び石」は、願い事を込めて鳥居や白うさぎの石像にのせると願いが叶うといわれています
また、因幡の白うさぎは、出雲の大国主命と因幡の八上姫との縁を結んだと伝えられることから、縁結びスポットとしても人気です。
岡崎神社(京都府京都市)

岡崎神社 写真=フォトライブラリー
招きうさぎやうさぎみくじも
平安神宮近くにある「岡崎神社」。794年の平安遷都の際に、王城鎮護のため平安京の四方に建てられた神社のひとつで、当時は野うさぎの生息地だったと言われています。

境内には、狛うさぎや招きうさぎ、手水所には子授けのご利益あるといわれる黒いうさぎ、提灯、障子、絵馬、おみくじなど、様々なところにうさぎの姿が見られます
御祭神の素戔嗚尊と奇稲田媛命の夫婦神には三女五男の御子神がおり、またうさぎが多産であることから、岡崎神社ではうさぎは祭神のお使いとして信仰されています。