(座談会開始時間は7:00~)

 私たちが暮らす地球は、いくつもの大きな問題に直面している。新型コロナウイルスの世界的蔓延はもちろん、地球温暖化への対策も急務だ。

 こういった課題は、誰か一人のヒーローや特定の企業一社で解決できるものではない。あらゆるステークホルダーが「協調」しなければ、解決の道筋は見えてこないだろう。

 しかし、異分野のステークホルダーが協調し合うのは簡単ではない。その中で、地球のために手を合わせるにはどうすれば良いのだろうか。

 この“問い”について考えたのが、HEART CATCH主催、IBM Future Design Lab共催の5月20日に行われた「「地球人としての「協調のヒント」〜西村真里子のオニワラ!『鬼と笑おう』〜未来をつくる座談会 #4 powered by IBM Future Design Lab」だ。

 地球人としての「協調のヒント」をテーマにした本イベントでは、サイエンス、音楽、アート、テクノロジーのスペシャリストが登壇。それぞれの領域でできること、そして異分野の人々が協調するためのヒントを探った。

 サイエンスの領域で話したのは、日本アイ・ビー・エム(以下、日本IBM)の理事であり、東京基礎研究所所長の福田剛志氏。同研究所が「今後5年以内に私たちの生活を変えるイノベーション」として毎年発表している5in5をもとに、イノベーションを実現させるために「研究者のビジネスプロセスのDX化」の重要性を説いた。

 音楽の領域では、ヤマハ執行役員の大村寛子氏を迎え、同社が世界中で行ってきた活動から、「音楽の力」が地球に貢献する可能性を考えた。

 もう一人のゲストとして登場したのは、エコロジカルアーティストの井口奈保氏。「人間という動物」を研究し、人間以外の生き物に生息地を返すことを主眼に置いた新しい都市デザイン方法論「Give Space」を生み出しプロジェクトを実施する井口氏に、他者・他種と共に生きるスペースのあり方や方法論を聞いていく。

 さらに、日本IBMの執行役員であり、テクノロジーやUXを基点に企業の事業・業務変革を支援してきた藤森慶太氏も審判・解説として参加。スタートアップや企業のプロジェクトを多数推進してきたビジネスプロデューサーの西村真里子氏がモデレーターとなり、サイエンス、音楽、アート、テクノロジーそれぞれの第一人者に話を聞く。

 後半では、各領域が手を取り、協調するためのヒントを討論。90分のイベントでその核心に迫っていく。

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