実態に迫る―なぜ、この大学は魅力的なのか!?―

 規制緩和による大学の新設ラッシュや定員増の一方で急速に少子化が進み、大学は全入時代を迎えている。
あくまでも「定員上」の話だが、えり好みさえしなければ、進学希望者は誰でもが大学に入ることができるということだ。逆に言えば、「大卒」という肩書きそのものの価値は相対的に低下している。

 そこで問われるのは、大学で「何を学び」「誰に出会い」「どんなふうに成長」できるかということではないだろうか。子どもを大学進学させるというのは、親にとっては4年間で授業料だけでも 数百万円の投資だ。
楽々入れる大学で4年間のモラトリアム期間を提供するためにポンと払える金額ではない。

 さらに近年、社会環境の変化に伴い、社会人が再び大学での学びを求めることが増え、生涯学習や社会人向け大学院(ビジネススクールなど)という形で大学も社会人を受け入れる環境が備わってきた。「大学=高校生の進学先」という位置づけだけには留まらなくなっている。

 子供に対する親の願い、また社会人自らの意欲に応える「きらりと光る大学」のキーマンにインタビューし、その魅力に迫ってみた。

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