「役職定年」とは、役職ごとに定年を定め、それぞれの年齢に達したら自動的にその役職を退く制度です。 例えば、「課長」の役職定年が50歳に設定されている企業では、50歳になった際、課長より上位の役職に昇進できなければ、課長職を解かれてしまいます。解雇されることはありませんが、多くの場合、ラインを外れ、別の職位・ポストで働くことになります。 日本の企業に役職定年が広がったのは1990年代前半のことで、高齢化社会の到来と密接な関係があります。 まず、1985年に高年齢者雇用安定法が抜本改正され、定年を60歳とすることが努力義務になりました。その後、さらなる同法の改正が1994年に行われ(施行は1998年
消えゆく「役職定年」、年齢による強制的な降格と減給の仕組みとはなんだったのか
【やさしく解説】役職定年とは
2025.4.2(水)
フロントラインプレス
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