日産自動車の業績がさえない。11月7日に発表した2024年度中間決算は売上高こそ5兆9842億円と前年同期比で800億円弱の減少にとどめたが、営業利益は9割以上減の329億円。7月に発表した第1四半期の営業利益も前年同期比99.2%減の9億9500万円だったが、その悪い流れを止められなかった。 業績悪化を受け、2024年度の通期予想も大幅に下方修正した。第1四半期の段階では下方修正するも通期で営業利益5000億円と、当初予想の1000億円減にとどめられるとしていたが、今回の再修正では1500億円に。この3カ月で日産が懸命に維持しようとしていたシナリオが完全に崩れた格好だ。 決算発表翌日の11月
大幅減益の日産はこのまま復活できないのか、カギを握るのは不振の米国に投入した新商品とEV最重要技術の「収穫」
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供