衰退する乗用車の「セダン」は本当にイケてないのか、主流のSUVやミニバンよりも圧倒的に優れている“資質”とは
実はクルマとして非常に高い資質を持った車型の「セダン」(写真はイメージ、Natdanai99/Shutterstock.com)
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アメリカで終売が予告された「レクサスLS」。初代はこれまでトヨタができなかったクルマ作りに挑戦するというトヨタ中興の祖、豊田英二氏の発案から生まれた。その血脈は第5世代で途絶えることに(筆者撮影)
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トヨタの主力セダン「カムリ(旧型)」。この型は日本、欧州でも販売されていたが、両市場とも販売不振でモデル廃止となった(筆者撮影)
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欧州市場におけるミッドサイズセダンの販売首位モデルだったフォルクスワーゲン「パサート」。2022年に先陣を切って廃止に踏み切ったことは、セダン衰退を強烈に印象づけた(筆者撮影)
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中国山地の過酷な山岳路をモノともしない屈強な足まわりを持っていたパサートだったが、SUVとの戦いに敗れた(筆者撮影)
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2020年に消滅したスバルのセダン「レガシィB4」。大柄なボディに似合わない卓越した操縦性を持っていたが、命脈を保てなかった(筆者撮影)
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ロールスロイスのSUV「カリナン」。プレステージクラスですらSUV化が進む時代、漫然といいクルマを作るだけではセダンの価値は保てない(筆者撮影)
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トヨタが2023年にリリースしたプレステージクラス「センチュリー」のSUV版。単に豪華であることを目指すなら室内容積の大きなSUVのほうが有利だ(筆者撮影)
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ホンダの大人気モデル、クロスオーバーSUVの「ヴェゼル」(筆者撮影)
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トヨタ「カムリ(旧型)」で1日に1000マイル超という超ロングドライブをするも最小限の疲労で乗り切ることができた(米国ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツにて筆者撮影)
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1代限りで消滅したホンダの小型セダン「グレイス」。後席の後方に構造材が加わったことでベースの「フィット」にはない上質なフィールが生まれていた(筆者撮影)
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素晴らしい乗り味のグレイスだったが、それだけでは売れなかった(筆者撮影)
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中国の自動車メーカーBYDのミッドサイズセダン「シール」。こちらもSUVとは別の価値観を出すことを強く意識したモデルで、実際そういうクルマになっていた(筆者撮影)
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テスラのミッドサイズセダン「モデル3」。後にクロスオーバーSUV「モデルY」が発売された後も明確な存在感を発揮し続けている(筆者撮影)
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モデル3のインテリアは至って簡素だが、SUVに比べて死角の少ないことを生かしたクリアな視界など、セダンの本質を徹底的に追求している(筆者撮影)
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モデル3の後席。ミッドサイズセダンの中では最高クラスの広さを持つのが特徴。エアコン吹き出し口には空調、オーディオなどの調節やゲームができる液晶パネルが仕込まれている(筆者撮影)
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トランクルーム容量は600リットル弱と広大。これとは別にボンネット下にも80リットル超のスペースがある。超高性能車でありながらセダンに求められる輸送力も犠牲にしていないのが特徴(筆者撮影)
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テスラ「モデル3」。余計な飾り要素をほとんど入れず、低重心パッケージを最小限の肉付けで包むミニマルデザインが特徴(筆者撮影)
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モデル3の大きな特徴のひとつが経済性の高さ。一番左の項目は郊外路のみをのんびりペースで走ったときのものだが、走行1kmあたりの消費電力量100Wh未満という数値は軽EVに匹敵する(筆者撮影)
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衰退する乗用車の「セダン」は本当にイケてないのか、主流のSUVやミニバンよりも圧倒的に優れている“資質”とは
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