世界基準で考える公共交通 1〜 3 4 5 6 ローカル線も路線バスも「赤字か否か」が注目されがちだが…欧州ではここを見る、公共交通の力を引き出す4つの側面 オーストリアの山奥を走る路線バスには、老婦人も、若者も、子連れの家族も乗っていた… 2024.11.1(金) 柴山 多佳児 フォロー フォロー中 ヨーロッパ 地域振興 時事・社会 シェア18 Tweet この写真の記事へ戻る オーストリア最西部、フォアアールベルク州の鉄道駅。同州の中心ラインタール地方の交通路の骨格をなしている。同州は最大都市でも人口5万人。大都市のない地方部ながら公共交通の交通手段分担率14%を実現している(写真:筆者撮影、以下同) オーストリア山奥の路線バス車内。途中のフーベン集落は各路線の結節点になっている。全方面からのバスが同時に到着し、同時に発車するから、スムースに乗り換えができる ウィーン郊外の鉄道駅コンコース。シースルーの大型エレベータを設置して、誰もが自律的に鉄道を利用できることで、第二の社会的機能に資するよう設計されている。 東京の鉄道網の地図。鉄道の路線網だけで丸の内や池袋、新宿、渋谷などが容易に特定できるのは、鉄道網が都市の骨格をなしている証といえる(OpenStreetMapデータを基に筆者作成) 拡大画像表示 公共交通のポテンシャルを見極める4つの側面(記事内容よりJBpress編集部作成) 拡大画像表示