戦時中に培われた努力がEV時代に花開いた日本

ニッケル資源ゼロの日本が世界3位の生産大国に
2018.3.29(木) 渡邊 光太郎 follow フォロー help フォロー中
安全保障自動車電機・半導体
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日本に爆弾を落とす「B-29」。資源がないことは、こうしたことを招いた原因の1つである。(出所:米陸軍省製作記録映画The Last Bomb)
ノリリスクの金属精錬の様子 (出所:ノリリスクニッケル社Website)
ニッケル (出所:ノリリスクニッケル社Website)
戦時中のニッケル鉱石の顕微鏡写真 何が写っているかよく分からないが、そんなものが大日本帝国のニッケル資源だった。pentと記入している部分がペントランド鉱というニッケルの鉱物である。顕微鏡写真であることから分かるとおり小さい。(出所:長野縣伊那郡靑崩峠天竜鑛山の含ニッケル磁硫鐵鑛鑛床について)
米軍機のターボチャージャー ターボチャージャーのエンジン排気を受ける部分は高温にさらされるので、ニッケルを用いた耐熱合金が必要である。写真のターボチャージャーも焼けたような雰囲気で、いかにも高温に耐えてきたという感じである。
B-29の窓越しに見た富士山 ニッケル不足は、ここまで敵に攻め込まれる原因の1つとなった。(出所:米陸軍省製作記録映画The Last Bomb)
最新のプリウスが使用する電池 ニッケル水素電池とリチウムイオン電池の双方がある。(出所:トヨタ自動車Website)
電池材料・電子材料に用いられるニッケルやコバルトの化合物 緑色のものがあるが、緑色であることがニッケルの化合物らしい。(出所:住友金属鉱山Website)

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