地震と津波で寸断されたJR東日本・気仙沼線と大船渡線の「暫定措置」として2012年末から運行が始まったBRT。ここ1年で専用区間(軌道改造)がだいぶ増え、路線も伸びた。運行頻度や使われ方は鉄道と同様で、朝夕の通学(主に高校)時間帯だけは乗客が増える。通学定期利用客の運賃収入への依存度が高いのは、日本の地方鉄道の多くに共通。このやり方ではBRTが本来持っている可能性を引き出すことはできないし、路線需要も衰退する可能性が高い。新たな発想で地域に根ざした公共交通インフラを創出する好機なのだが
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