旅行会社マイ・コートダジュール・ツアーズ。スタッフは全員、日本語を流暢に話す。日本人のために、ほぼ年中無休の体制で対応(写真提供:特記以外すべて My Cote d'Azur Tours)
同社
ウェブサイト。ツアー申し込みや各種相談は、事前にメールや電話で丁寧に対応してくれるので、安心して現地入りできる
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マイ・コートダジュール・ツアーズ社長のステファニー・ルモアンヌ(Stéphanie Lemoine)さん。ガイドのほかに、優れた日本語力とリサーチ力を生かして通訳やテレビのコーディネート業務もこなす。「これからもずっと、日本の方たちのお手伝いをしていきたいです」とニッコリ。老後は鎌倉で暮らしたいと夢見るほど、日本が大好き
高級リゾート地、ニース。路面電車を導入して乗用車の乗り入れを減らすなど、目下、環境に配慮した都市整備を推進中。同社では半日、1日、夜間といろいろなツアーを用意。行きたい所だけを回るプライベート観光もお任せあれ
ニースに近い山頂のエズ村では、中世にタイムスリップ。「エズ村とモナコ公国を回る半日ツアー」は、同社の一番人気。ほかの日本人客と相乗りになっても少人数のため、和気藹々だそう
ニースでは少量ながらワインも作られている。高台のワイン畑は、観光客は通常は訪れない場所。同社はここで、数少ないワイン生産者と交流する機会も用意。テイスティングもOK
ニース近郊のグラースは世界的な香水の産地。日本でも知られる老舗
フラゴナールもここに拠点を置く。フラゴナールは、ステファニーさんとマイ・コートダジュール・ツアーズ前社長とを運命的に引き合わせた、彼女とは縁が深い企業だ(写真提供:Office de Tourisme de Grasse)
少し足を延ばして、世界遺産の水道橋ポン・デュ・ガールにも案内。なかなか行けない場所も、同社に頼めばスムーズ。滞在時間を効率的に使える
ステファニーさんは妻でもあり母でもあり、フル活動の毎日。日本の現代文学を読んで、ホッと一息つくことも。川上弘美の
作品は、学生時代に論文で取り上げた。お子さんにも日本に興味をもってほしいと、一緒に日本を訪れている(著者撮影)