モスクワでも長蛇の列、ユニクロが開店
若い世代中心とした流通に新しい息吹吹き込む
2010.4.30(金)
菅原 信夫
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ユニクロのモスクワ1号店が入居する「アトリウム」ショッピングセンター。地下鉄クルスカヤ駅のすぐ上にあって、交通の便は非常に良い。このショッピングセンターを所有するのが、INGEOKOM社。金融危機の始まる前、ロシアがバブル景気に沸いていた頃、同社はモスクワ市政府からこの建物の全権利を125億円で買い取り、現在は100%所有する。先日、同社の社長であるルディヤック氏に会ったが、まだ30代前半の若者。この国の面白さを感じる瞬間だ
ユニクロの大きなショッピングバッグをぶら下げて満足げに店を後にする買い物客たち。彼らに「ユニクロ」のロゴを示して発音せよ、と言うと全員正しく「ユニクロ」と言った。このあたり、耳のよいロシア人の特徴が出ているし、我々が思うほど、ユニクロ=日本語ということを感じていないのかもしれない
モスクワの環状線に沿って展開されたユニクロの開店予告広告の1つ。こうして価格を前面に打ち出すことで、どういう階層の客をターゲットにするか、自然に主張することができる。ロシアの消費者行動をよく知ったうえでの広告活動だと評価できる
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