「信じられるクルマ」であることがスバルの証し 日本車が元気になるための処方箋(富士重工業篇) 2011.8.29(月) 両角 岳彦 フォロー フォロー中 Tweet この写真の記事へ戻る 日本人に「クルマのある生活」の扉を開いた名車、スバル360。1958年市販開始。全長3メートル×全幅1.3メートルという小さな枠の中で4人の大人が座って移動できる空間を実現したことがこの写真からも伝わる。(写真提供:富士重工業、以下同) スバル360のVWタイプ1(いわゆるビートル)に似たフォルムは、後部にエンジンと変速機を積み、車体外皮をできるだけ軽く強くするために球面に近づける造形をした結果である。 スバル1000。1965年市販開始。フロントエンジン・フロントドライブ(FF)の乗用車として当時の世界の先端を行く技術的内容と、明るく快適な居住空間、そして軽快で操る実感を伝えてくる走りまで、特に自動車に関わる者の記憶に刻まれるべきクルマ。子細に観察するほど開発した人々への尊敬の念は深まる。