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イノベーション
2017.07.25

グローバルニッチに活路を見出すCerevoの生存戦略
innovators 情熱のカラクリ 第8回:Cerevo 岩佐琢磨氏

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Cerevoの代表取締役・岩佐琢磨氏

0→1、無から有を生み出すCerevoの題材選び

さまざまなテクノロジーが、少しずつ身近になりつつある今、独自性の強い製品を多く生み出すIoT家電メーカー・Cerevoが躍進を続けている。Cerevoは、自社ブランドでのコネクテッド・ハードウェアの企画、開発、販売を中心に事業展開しているベンチャー企業だ。

「僕らは、基本的に他社ではやっていないものを作っているので、Cerevoの製品を購入したユーザーさんからは、まず『なんだこれは……』という反応が返ってくることが多いですね。実際に使い始めると『これが欲しかったんだよ!』という部分にハマって、同じシリーズの後続機を買っていただくこともあります」

そう語るのは、Cerevoの代表取締役・岩佐琢磨氏。2008年の設立以来、センサーを搭載したスマートフォン連携型スマート・スノーボード・バインディング「SNOW-1」や、シェイクしなければ止まらないスマートフォン連携アラームなど、まさに、これまでになかった製品を次々に発表している。

「“基本の技術を使って、0→1を生み出すこと”が、僕らの題材選びの軸になっています。そのため、既存の製品ジャンルにはこだわっていません。プロフェッショナル用のAV機器を作っているとか思えば、突然玩具を作ってみたりと、節操なくジャンルがコロコロ変わるのもCerevoの特徴ですね」

大きな家電メーカーであれば、商品ごとに大規模な部署を設けて多ジャンルの製品を開発する。その一方で、小さな会社はマーケティングチャンネルを有効に活用するために、ジャンルを広げないのが一般的だという。そのため、Cerevoの企業規模で製品ジャンルを絞らずに事業展開する企業は珍しいのだとか。

「最近でこそ徐々にネットとつながるものが増えてはいますが、スマートホーム関連はまだ0→1が生まれるジャンルです。家電をはじめ、みなさんの身の回りのものは、ほとんどネットワークにつながっていないので、それらを順番につなげていくだけで0→1になるはず。極論をいえば、僕らが机を作る可能性もあります」

「1つの製品を多方面にスケールしていくのではなく、ジャンルを増やして横にスケールしていくのがCerevoのアプローチ」と、語る岩佐氏。ジャンルにこだわらない姿勢こそが、彼らが無から有を生み出しつづける秘訣なのかもしれない。

JBPRESS

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