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イノベーション
2017.03.30

IoTが小売業を変える!顧客を逃がさない店の作り方
~データ統合がカギ、インテルが描く次世代の店舗とは~

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(2)ネットの体験と実店舗の体験をつなぐ

「たとえば、オンラインショップで商品を検索したお客さんに、クーポンを発券してもらいます。そのクーポンを持って来店したら、そのお客さんに最適化した特典やサービスを提供できるようにし、エンゲージメントが高まるはずです」(佐藤氏)

(3)売れどきと売れ筋商品をリアルタイムに予測する

 今までコンビニエンスストアの多くは、「気温が○度下がるとおでんが売れる」という予測はしていたが、それは“季節の変化”という長期的なスパンでの予測だった。また、近くでコンサートが開かれるのならばいつもより仕入れを増やしたり、雨が降れば傘を店頭に並べるなどの対応もしていたが、それはあくまでも人の判断によるものだった。

「これからはデータを基に、この商品は今日の〇時に売り切れる、〇時からこの商品が売れるようになる、といった細かく正確な予測が可能になっていきます」(佐藤氏)。インテルは今後、現場で売れどきと売れ筋商品をリアルタイムで予測できるようなソリューションの基盤を提供していく予定だという。

 例えば、アメリカのリーバイス社では、インテルのRRPを在庫管理に活用している。

 デニムなどは一見すると同じように見える商品が多いが、サイズや種類別にどこにあるのかをリアルタイムで分かるようにしている。RFID(=非接触で、電波によりデータを読み書きできるタグ。電池が不要)がそれぞれ商品とサーバーで紐づけされていて、天井に取り付けた読取機でリアルタイムに読み取れる。

 カメラがついているので、顧客の動向もデータとしてとることができ、生産工場やPOSデータとも連携できる拡張性を持つという。

加速するパーソナライズとリアルタイム化の流れ

 小売業で進むパーソナライズとリアルタイム化の流れは、今後ますます加速していくとみられる。顧客ごとに最適化した商品やサービスをいかに迅速に提供するかが、今後の小売業の取り組みとして欠かせない。

 また、現在、約73%の消費者がインターネットで商品情報を閲覧してから店舗で購入するという。ネットと実店舗をいかにシームレスにつなぐかもポイントだ。

 IoT、ビッグデータの活用で、小売業はまだまだ顧客体験を高められ、新しいサービスを生み出す可能性が広がっていると佐藤氏は見ている。

 

JBPRESS

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