IoT(Internet of Things)の最新ニュースや企業&ベンチャー事例(ケーススタディ)ほぼ毎日掲載

テクノロジー
2016.12.20

「拡張現実」が手術を支援、医療現場を変えるIoT
東京女子医大が臨床研究する医療の未来

BY

 手術中、執刀医がデバイスに触らず手振りだけで、モニターに表示された医療画像を操る。赤外線を駆使して手術前に腫瘍の形状や位置を画像に描出する──。

 IoTを駆使したそんな近未来の手術室の実現に向けて、東京女子医科大学の先端生命医科学研究所の村垣善浩氏グループが臨床研究を進めている。

 12月1日、インテルは「ヘルスケアIT分野に関するプレス・セミナー」を開催した。IoT時代におけるビッグデータを活用した医療サービスの向上や、最新テクノロジーを利用した医療機器など、インテルが推進しているヘルスケアIT分野への取り組みを紹介。冒頭の“近未来型の手術室実現に向けた臨床研究”は、その中で紹介された日本における最新の活動事例である。

術中に手振りで複数のCT画像を操作

 現在の医療現場では、MRIやCTの画像はデジタルデータとして「PACS」と呼ばれる医療用画像管理システムに格納される。村垣氏によると、フィルム時代は医療用画像を簡単に見ることができたが、フィルムレス化された現代はサーバー内のデータ画像を気軽に取り出すことができず「逆に医療従事者のストレスになっている」という

 滅菌された手術室では、手術をする医師はデバイスやキーボードに触ることができない。そのため医療用画像を見たいときには、看護師やスタッフに指示をして、PACSから画像を取り出す手間を必要としているのが現状である。

 そこで、村垣氏は、人の動きや奥行きを赤外線で検出してデータ化するインテルの「RealSense」という技術に着目。この技術を応用して、執刀医が手振りでPACSのビューワーを操作できる仕組みの開発を進めることとなった。

JBPRESS

あわせてお読みください

記事ランキング

  • 直近1時間
  • 昨日

話題のキーワード

注目連載

あわせてお読みください

IoTニュース

クラウディアン、深層学習用にGPUを搭載した小型のIoTエッジ処理サーバー「AI Box」を開発 | IT Leaders
もっと賢い公共インフラを5G通信とIoTで──ソフトバンクがインフラ設計大手と業務提携
建設現場の生産性を向上するIoTプラットフォーム「LANDLOG」、アプリ開発プロバイダ向けAPI第一弾を提供開始
新しい半導体の流れを作る、IoTと5G
ソフトバンクとパシコンが「IoT×AI」で提携、防災や社会インフラ改善に
ソフトバンクとパシフィックコンサルタンツ、スマートシティ実現に向け提携
GMOクラウド、IoTデバイスをセキュアに一括管理する「IoTプラットフォーム(仮称)」β版を提供開始
IoTや顔認証で路線バスのヒヤリ・ハット予備軍を把握 - KDDIと小湊鐵道
顔認識で危険運転防止、地中の水道メーター検針、牛の突然死防止--IoT活用が広がる
環境から「収穫」した電力で自立するデバイス 〜IoTを変える「エナジーハーべスティング」技術とは?
ソフトバンクら、NB-IoTを活用した水道メーターの実証実験
オープンIoTからIoSへ、モノからコトへ
AWS re:Invent 2017 MLとIoTの発表: Amazon SageMaker, AWS DeepLens, IoT Device Manager
IoT人気記事ランキング|国際ロボット展レポート、スマートウォッチwena wristの新モデル発売など[12/4-12/10]
ウフル八子知礼氏に聞く、ものづくり企業が「IoTプラットフォーム」を構築すべき理由
グラモ、スマートスピーカーと連携、IoTスマートホーム自動制御システムを開発

IoTニュース”は、Mynd Engineを活用して、世の中のIoT関連の記事をまとめさせていただき、ご紹介させていただきます。