経営危機に直面している日産自動車。社長交代は不可避という観測が日に日に強まる中、日産のトップ人事を決定する指名委員会は3月11日、次期社長兼CEO(最高経営責任者)に内部人材のイヴァン・エスピノーサ氏を選定したと発表した。 エスピノーサ氏は現在46歳。CEOへの就任年齢としてはカルロス・ゴーン氏の47歳を抜き、日産史上最年少のトップだ。メキシコ日産に入社後数年で幹部となり、メキシコ、タイ、欧州などの現地法人の要職を務めた。日産本社に移籍した翌年の2018年には30代で常務執行役員に就任し、現在はCPO(チーフ・プランニング・オフィサー)、すなわち商品企画の最高責任者を務める。 同日、指名委員会