モスクワを出発する直前のサンクトペテルブルク行き「赤い矢」号。この列車は、ソ連時代からずっと毎晩23時55分にモスクワとサンクトを 出発し、翌朝8時に目的地に到着する。レニングラード回廊を行く名物列車である
「赤い矢」号のキャビンに張られたトゥベル車両工場製を示す銘板。最近鉄道でこの銘板を見ることが大変増えてきた。空港とモスクワ市内を 結ぶAirportExpressの赤い車両も同社製である。やはり外資の参加が企業に効率をもたらすのであろうか
Sapsanは完全なビジネス仕様で、日本の新幹線と内部もほぼ同等。ロシア鉄道の伝統を守り、客室乗務員は女性のみだが、Sapsanの場合は他の列車より若いか?
ヘルシンキ中央駅に到着したロシア国鉄、フィンランド国鉄共同運航の「Allegro」号。この特急の特徴は、ロシアからフィンランドへの入国検査(パスポートコントロール+税関検査) が車外に出ることなく、自席ですべて完了する。素晴らしいフィンランドの風景の中を走る 4時間は、まさに夢の旅である
モスクワではちょっとしたスーパーの駐車場でも、こうしてロールスやベンツ、アメ車のクライスラーなどが無造作に駐車している。しかし、これを見て、ロシアは金持ちだと思うのも誤りなら、こういうセグメントをビジネスに際して無視するのも誤りである
トゥベリ車両工場の入り口。この会社は外資が入っているためか、見学者を気持ちよく受け入れてくれる。この日は、モスクワの日本商工会(ジャパンクラブ)の希望者が訪問した。一時は倒産の寸前までいったがその後、ロシア鉄道との長期契約が成立、また外資が入り、生き返ったという話があった