2012年6月16日15時、今年のル・マン24時間レース、スタートの瞬間。先頭は優勝まで走りきることになるアウディ「R18 e-tron クワトロ」、続いて通常動力(ディーゼル)の「R18」、その背後にトヨタ「TS030」「R18」「TS030」と踵を接して続く。予選からレース序盤5時間までは「スプリント力」に関してはトヨタも肩を並べうるところを見せてはいたのだが。それだけではル・マンは勝てない。スタートとゴールを見にスタンドに集まる観客は10万人以上、コース全周では23万~24万人とも言われ、食堂や物販はもちろん移動遊園地や見せ物小屋、コンサートステージまでが仮設される、まさに「夏至の祭」である。(写真提供:AUDI AG)
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