米・オクスフォード大学のマイケル・A・オズボーン博士が2014年秋に発表した論文『未来の雇用』では、米国の雇用者の47%が10年後に職をなくすと記されており、日本でも話題となった。

なくなる職業の中には「レジ店員」が含まれており、ツイッターなどで「コンビニ店員は必要なくなるのか……」という書き込みを目にすることがある。

Web通販サービスのアマゾンが、無人のコンビニを出店

そんな中Web通販サービスのアマゾンが、2016年の12月にAmazon本社内で「Amazon Go」をオープンした。「Amazon Go」はノンオペレーションのコンビニで、これまでのスーパーやコンビニとは違い店員が存在しない。客は商品を手にとって店から出るだけで購入が完了してしまうという、次世代のコンビニとなっている。すでにその存在を知っている人も多いかもしれないが、先ずはアマゾンが公開している動画を見てみよう。

専用のアプリで入店用のバーコードを表示し、入り口にあるゲートにそのバーコードをかざして入店。棚から欲しい商品を持ち上げるだけで、アプリのカートに商品が自動的に追加される。購入をやめる場合は、一度選んだ商品を棚に戻すだけでその商品はアプリのカートから自動的に削除される。入店の際同様にゲートを通って外に出ると、自動で決済が完了する仕組みだ。一般客の利用はまだだが、すでに店員のいないコンビニは存在している。