政府が企業に求める「採用ルール」に基づいて、6月1日に来春(2023年)入社の大学生・大学院生の採用選考が解禁になりました。それからまだひと月足らずですが、就職活動は大方一段落しているでしょう。 もはや公然の秘密ですが、解禁をきっかけにして面接などの採用活動が本格化すると思いきや、すぐに終盤戦を迎えます。というのも、解禁日までに「内々定」を持っている学生は7割くらいいるからです(下記グラフ、リクルート「就職プロセス調査 2023年卒」より)。 解禁は選考を始める号砲というよりは、「内々定」を固める合図になっています。政府の「採用ルール」では10月1日が「内定」の解禁日と定められているので、あえ