―― 井本さんは競泳選手として活躍された後、開発途上国支援の道に進まれました。アスリートのキャリアとしてはやや異色ですが、どのような思いがあったのでしょうか。                                              井本氏:私が競泳選手として活動していたのは1990年代です。3歳から泳いでいて、14歳のときに初めて日本代表として1990年の北京アジア大会に出場しました。その後10年ほど日本代表として国際大会に出場し、悲願の夢だった1996年のアトランタオリンピックにも出場しました。その後、2000年のシドニーオリンピック選考会で競技から退きました。引退後は英国の