川から考える日本
1〜 4 5 6 最新

地方紙が見せた調査報道の矜持、記者が語る静岡新聞「サクラエビ異変」の裏側

【川から考える日本】東京に搾取された富士川とサクラエビの関係
2023.6.25(日) まさの あつこ follow フォロー help フォロー中
時事・社会
シェア494
このエントリーをはてなブックマークに追加
この写真の記事へ戻る
(写真:アフロ)
【写真1】雨畑ダム上流左岸の雨畑地区の一角(写真手前)。中央は、2019年の台風で上流(写真右側)から押し寄せた土砂から集落を守る矢板。2列の矢板で土砂を挟み、その上部に元々道路があった場所にアスファルト道路を通した。その向こうに広がる鼠色は、右岸によけた土砂。異様な光景だ(2021年2月筆者撮影)
【写真2】貯水量の120%が堆砂で埋まった雨畑ダム。これがダム湖だと言われなければ分からない。かつてここには水面が見えていた。採石業者ニッケイ工業はこうした土砂から砕石を製造、凝集剤入りの濁水をダム下流の谷底で不法投棄した(2021年2月筆者撮影)
【写真3】日軽金の波木井発電所の看板(2021年2月筆者撮影)。アルミニウム精錬に使うはずの電気を、多くの流域住民が知らない間に目的を変更し、国の再生可能エネルギーの買取制度(FIT)で売電。2022年の国会審議で、説明会開催を推奨する経産省ガイドラインの違反だと指摘されたが、政府は住民とのトラブル報告は「確認できない」と逃げた。しかし、2023年6月に成立した再生可能エネルギー特別措置法改正では、地域住民への事前周知がFIT認定の法的な要件になった
【写真4】清水駅前の清水魚市場「河岸の市」いちば館にて。立ち並ぶ多くの店舗が、干、生、冷凍サクラエビを販売する(2023年6月9日筆者撮影)
【写真5】日軽金の放水口の脇から駿河湾を望む。日軽金は、発電に使った水を富士川に戻さず、導水管から駿河湾に直接75m3/秒を放流。河口付近の富士川はやせ細っている。住民が署名した河川維持流量問題は深刻だ
【写真6】連載「サクラエビ異変」を担当した坂本昌信記者(2023年6月9日、静岡新聞清水支局にて筆者撮影)

地域の写真

奇観!山肌に鉄骨を組んだ工事用道路、「掘ったら崩れる」軟弱地盤に予定されたダム、3200億円かけ本日も工事中
“日本一美しい廃線跡”、旧国鉄倉吉線廃線跡の魅力とその知られざる歴史
【兵庫県知事選】市民派・稲村和美前尼崎市長が語る「斎藤元彦県政では混乱が続くだけ」
世界の新潮流:「観光する」から「食べる」に代わった旅の目的
【単独インタビュー】斎藤元彦・前兵庫県知事が自身の資質を語る「私は地位に固執するタイプではない」
鉄道・バスの利便性をどう高める?「採算重視」で苦境に立つ日本の公共交通が学ぶべきオーストリアのデータ活用術

本日の新着

一覧
江戸の茶屋は現代のカフェや喫茶店のようなもの?男女の密会だけでなくデリヘルの場にもなった多種多様な業態の真相
おおらか?破廉恥?江戸の「風俗」のリアル(7)
永井 義男
「内なる敵」に対する攻撃、トランプの報復は米国の真の敵を歓喜させる――ギデオン・ラックマン
Financial Times
3000m障害・三浦龍司が語る“勝負の瞬間”、東京五輪よりもメダルに近づけるチャンスがあったパリ五輪の激闘と挑戦
単独練習で磨いた“ラストスパート”、来年のニューイヤー駅伝で“地元デビュー”、そして東京世界陸上へ
酒井 政人
奇観!山肌に鉄骨を組んだ工事用道路、「掘ったら崩れる」軟弱地盤に予定されたダム、3200億円かけ本日も工事中
【川から考える日本】利水目的の8割はマッチポンプ?誰も責任をとらない公共事業に多額の税金と膨大な時間
まさの あつこ
フォロー機能について

フォロー機能とは、指定した著者の新着記事の通知を受け取れる機能です。
フォローした著者の新着記事があるとヘッダー(ページ上部)のフォロー記事アイコンに赤丸で通知されます。
フォローした著者の一覧はマイページで確認できます。
※フォロー機能は無料会員と有料会員の方のみ使用可能な機能です。


設定方法

記事ページのタイトル下にある「フォローする」アイコンをクリックするとその記事の著者をフォローできます。


確認方法

フォロー中の著者を確認したい場合、ヘッダーのマイページアイコンからマイページを開くことで確認できます。


解除方法

フォローを解除する際は、マイページのフォロー中の著者一覧から「フォロー中」アイコンをクリック、
または解除したい著者の記事を開き、タイトル下にある「フォロー中」アイコンをクリックすることで解除できます。