今回の取材で訪れた鎌倉の覚園寺は、1218年に北条義時公によって建立された古刹。古都鎌倉の歴史を感じる静寂な空間を求めて、マリンバ奏者の林美里さんも何度も訪れている。
日本とヨーロッパを中心に演奏活動を行う、マリンバソリストの林美里さん。9年間の在仏中には、パリ市主催アートコンクールにおいて音楽部門唯一のJune Talent賞を受賞するなど、数々の実績を残した。国内においてはセルフプロデュースにこだわったコンセプトコンサートなどを公演。
温度と湿度の相関と快適性、パナソニックの新エネチャージシステムについて、林さんに説明する福田さん。
同じ温度でも湿度が違えば快適さが異なる。夏の快適性のポイントは除湿だ。
鎌倉十三仏巡り 十一番札所に指定されている覚園寺。境内には歳月を重ねた伽藍や重要文化財の仏像群が祀られ、国の史跡に認定された自然環境が昔のままの姿で残っている。「このような自然の涼しい風を感じられる空間で過ごしたいですね」(林さん)
パナソニック アプライアンス社
商品センター エアコン・エコキュート商品企画 主務
福田 風子さん
「覚園寺は山門を登るとすぐ客殿と愛染堂があり、背後には広大な森を有しています。その境内の森に一歩足を踏み入れると、人間界とそうではないものの世界、まるでその「狭間にいるような不思議な感覚」に陥り、その感覚を楽しみながら奥に進むと、少し開けたところにメタセコイアは神々しいまでの風格を纏いそびえ立っています。長き時に渡って鎌倉の街と海、そして山々を見守ってきたこの木からは優しさ、強さ、しなやかさ、そして季節によってその色を変える様に、ひたむきな「生」を感じます。色々な思いを巡らせながら、風そよぐこの木の前に立つと、いつも新しいインスピレーションを与えてくれます」(林さん)
冷媒が室外機のコンプレッサーに戻るためには気体の状態にならなければならないが、トロトロの弱冷房運転に切り替わることで、お部屋の熱を奪いすぎずに一部冷たい液体のままの冷媒が室外機へ戻ってきてしまう。新エネチャージシステムは、この液体の冷媒を蓄熱した熱で気体化。これにより、設定温度到達後もエアコンをそのまま運転し続けることが可能となった。
連続したトロトロ冷房により、従来のエアコンと比べ、室温のブレは1.3℃から0.2℃に。湿度は上がらずに快適な状態をキープできるようになった。
江戸時代に鎌倉でつくられた裕福な農家「内海家」は、1981年に一度解体され覚園寺境内に移築された。昼間も暗い屋敷内には当時の暮らしが今も息づいている。お日様のありがたさ、自然の景色やそよ風の心地良さを噛み締められる空間だ。
福田さんと今後の空気のあり方について語った林さん。「音楽の魅力はゴールがないことですが、エンジニアの方もきっと同じだと思います。エネチャージシステムで極上の快適空間を実現した技術力は素晴らしいですね」
「街中の喧騒から離れ、谷戸の奥に800年の時を経て、変わらず粛として佇む名刹覚園寺。ここは下界の喧騒とは無縁。凛とした空間に優しく穏やかな風がそよぐ。この場所に身を置く時、私の心は落ちつき優しい気持ちになる。それこそが、私にとってのエネチャージ。穏やかな天候の中、大好きなこの場所で対談と撮影が行われた時、そのどこまでも心地の良い空気を音楽で表現しました。そして10年の歳月をかけ、良いものを創り出そうとする姿勢に音楽家の私と重なる意気を感じました。それを実現されたエンジニアの方々への敬意を込めて作った楽曲です。「風の神 〜Eolia〜」 私の表現する「風」と「時」を感じていただければ、、、Panasonic様に感謝の気持ちを込めて」(林さん)