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日本車を引き離す気筒休止システムと燃費実力

ゴルフ7の実力を味見する(前篇)
2013.9.6(金) 両角 岳彦 follow フォロー help フォロー中
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日本市場にも投入されたゴルフ7。この写真は気筒休止システムを組み込んだ1.4リッターエンジンを積むハイライン。東京から一気に400キロメートルあまりを走って到着した琵琶湖岸にて。(写真:筆者)
ゴルフ7(青)とゴルフ6(グレー)の着座基本レイアウトと主要外形寸法の側面視における比較。人体モデルはこうしたレイアウト設定にしばしば使われるUM95(アメリカ男性の95%をカバーできる体型)だと思われ、そうだとすれば身長187センチメートルと大柄である。前席足元に若干余裕を持たせるところから始まって、着座位置と姿勢を全体に後ろに伸ばし、わずかに低く(HP=ヒップポイント設定において)していることが分かる。その分、後輪が6センチメートル近く後ろに移動し、それが全長にもそのまま現れている。全高(ルーフライン)は3センチメートル近く低くなった。(図版:VW)
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1.4リッターエンジンが時速100キロメートルで走行中に2気筒休止モードに入っている。メーターパネル内の多機能ディスプレイを瞬間燃費などを表示するモードに設定しておけば、こうして気筒休止の作動を視認することができる。下り勾配で少しアクセルペダルを戻しているので41km/Lという瞬間燃費が表示されているが、平坦路速度維持でも30キロメートル/リッター前後で走る。(写真:筆者)
気筒休止システムの作動イメージ。直列4気筒の場合、クランク配列は両端の1番と4番シリンダーが同じ(360度間隔)で、中間の2番と3番シリンダーがその反対側(180度-360度間隔)に位置するのが一般的。4サイクル内燃機関はクランクシャフトが2回転で1回の作動行程を行うので、これでクランク回転角180度ごとの点火・燃焼サイクルになる。そのうち2番、3番気筒を休止すると、両側の2つの気筒が360度間隔で点火・燃焼する。(図版:VW)

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