今回、日本の自動車メーカーのブース中で時間をかけて見て、話を聞いた数少ない展示物の1つ、マツダが出展した「キャパシター」。電力を蓄え、放出する機能において化学電池よりも格段に応答が良い。しかし容量は小さい。減速時に発電機を駆動してエネルギー回収するのに使おうというのだが、それならば電池よりも適切。筒状に巻いたキャパシターは日本ケミコン製で、それを束ねる形でパッケージしてある。容積としては通常のバッテリー(鉛-酸電池)の倍ぐらいとコンパクト。1年後ぐらいには市販車に搭載されそうだ。私の目と関心を引きつけたのはこうした「モノ」ばかりだった。 (写真:筆者、以下同)
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