白丸調整池ダムは、高さが30.3mある重力式コンクリートダムだ。

ダムの右手が白丸調整池、左手が下流となる(Qurren (talk), with IXY Digital 10 compact digital camera., CC BY-SA 3.0, via Wikimedia Commons)

 ダムの下流側に魚道の入口があり、山岳列車がスイッチバックするように約200mの魚道が続く。そして赤線のルートで魚たちは遡上する。

ダムから下流側を撮影

 さらに魚道はトンネル部に入り、魚たちは全長約330m、高低差約27mの魚道を通り抜け上流部にたどりつくのだ。

トンネル部の魚道入口。水は手前から奥に流れている。コの字型のくぼみは魚の休憩場所だ