岸田内閣の支持率が低迷しています。報道各社が実施した11月の世論調査では、軒並み20%台という支持率となり、2021年10月の政権発足以来最低水準となりました。毎日新聞の調査では21%の支持に対し、不支持が74%という結果でした。 岸田首相は10月の所信表明で「経済、経済、経済」と連呼し、「経済に重点を置く」と訴えました。しかし、国民の期待と政策との乖離が目立ち、それが支持率の低下を招いているようです。「経済」ではなく「体裁」ばかり気にしているのではないかと、首相の言葉には虚無感さえ漂います。    岸田氏は自身の強みとして「聞く力」を挙げていました。多種多様な意見を聞き入れて決断するタイ