「悪い時代の終わり」 これが15日夜、野党指導者のドナルド・トゥスク氏が出口調査に基づくポーランドの重大な議会選挙の結果を描写した言葉だった。 与党「法と正義(PiS)」は自党に有利になるよう投票率を下げることを目指す世論を二分する選挙戦を展開したが、ポーランド国民は大挙して投票に出かけた。 有権者はトゥスク氏の中道右派野党「市民プラットフォーム」が率いる野党連合に権力へ至る道を与えた。 それに伴い、ポーランドにとっての民主的な救いへの道が開けた。 15日の選挙は、共産党支配の終焉への道を開いた1989年の選挙以来、ポーランドで最も重大な選挙だった。 選挙の結果にかかっていたのは、民主主義に基づ