「我々はギャングではない。マフィアではない。マリオ・プーゾの小説『ゴッドファーザー』で連中がやったように復讐を企てたりしない。我々は国だ。法治国家だ」 これはロシアのテレビ司会者ウラジーミル・ソロビョフの抗議の言葉で、エフゲニー・プリゴジンが死亡した飛行機爆発にクレムリンが関与したことを一切否定したものだ。 ソロビョフの発言は「qui s'excuse s'accuse」(言い訳する者は自らを告発する=罪悪感を露呈するの意)というフランスのあの素晴らしい諺の好例だ。 クレムリンのプロパガンダを売り込むソロビョフは、プリゴジン殺害にはマフィアの殺しの特徴がすべて備わっていることを完全に理解している
プーチンとトランプとマフィア国家の現実――ギデオン・ラックマン
忠誠と復讐の政治、制度に大きな違い
2023.8.31(木)
Financial Times
Premium会員登録のご案内
Premium会員の特典
- プレミアム限定の記事配信
- プレミアム専用記事レイアウト
- 印刷に最適な画面提供