大学が再編や統合を迫られたとき、大学で働く教職員はどうなるのか。実際に大学再編をめぐり、教員の大量リストラに踏み切った大学がある。奈良県の学校法人奈良学園が運営する、奈良学園大学だ。 奈良学園は2013年11月、約40人の教員に対して、2017年3月までに転退職するように迫った。 理由として説明されたのは教員の「過員」だった。リストラの対象になった約40人に非はない。それどころか、正確に言えば、奈良学園による「学部再編の失敗」が直接的な原因だったのだ。「私たちは大学による学部の再編失敗のしわ寄せによって解雇されました。こんな解雇が許されたら、大学改革や再編の名の下で理不尽な解雇が可能になります
少子化対応にしくじった大学の末路か、学部再編失敗で教員の大量リストラも
専任教員40人に突然、転退職を迫った奈良学園大学では訴訟沙汰に
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