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イノベーション
2018.01.31

IoTベビーモニターで高額資金調達ができた理由
シリコンバレー発スタートアップの成功事例(前編)

BY

ベビーモニターで500万ドル超の調達に成功

 米国・シリコンバレー発のスタートアップ「Cocoon Cam」(コクーン・カム)。同名のベビーモニターを企画・販売する企業だ。このCocoon Cam、ただのベビーモニターではなく「スマートなベビーモニター」なのである。

 どこが「スマート」なのか?

 それは、赤ちゃんの様子をただ映し出すだけでなく、人工知能(AI)の技術を使って撮影した映像を分析し、赤ちゃんが正常に呼吸しているかどうかを、スマートフォンを通じてユーザーに知らせてくれるところだ。

シリコンバレー発のスタートアップがリリースしたベビーモニターCocoon Cam

 「静かに眠っているように見えて、実は息が止まっていた」といった状態にわが子が陥っていないかなど、心配ごとがつきない親の気持ちに寄り添ってくれる。

 Cocoon Camは、2017年2月に製品をローンチしたばかりとアーリーステージの段階ながら、シリーズAと呼ばれるスタートアップに対する初期の投資ラウンドで、同年7月に400万ドル(日本円換算:約4.35億円)もの額の資金調達に成功した。

 これに先立ち、アルゴリズム開発のため、アメリカ国立科学財団(National Science Foundation)から5万ドル(日本円換算:約543万円)を調達したのを皮切りに、合計500万ドルを超える額の投資を集めている。

 ハイテク系のベンチャースタートアップの乱立するシリコンバレーにおいて、これだけうまく資金を集めることができたCocoon Camとは、どのような会社なのか。その製品とは一体どのようなものなのか?

 日本にはまだ上陸していないが、小さな赤ちゃんを育てる大人をサポートし、子どもの成長記録にもなるなど、従来のベビーモニターの役割を超えた新たな子育ての必需品になりそうな予感がする。

 筆者は同社の設立者の一人であるCEOのSivakumar Nattamai氏に取材した。その誕生ストーリーから、シリコンバレーのアーリーステージにある、まさに走り出したばかりのスタートアップ企業の生の情報を紹介したい。

JBPRESS

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