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ユーザー部門の使い勝手だけでなく、IT部門を考慮して、管理性に優れている点もSQL Server 2008 R2の大きな特長です。例えば、SharePoint Serverで共有されている、BIのシート(PowerPivotワークブック)の利用状況を視覚的に表示。具体的には、どのくらいのメモリを使っているのか、使用頻度はどうかなどを見ることが可能です。特定のシートが多用されているようであれば、IT部門がそれをシステム化し、さらに使いやすくできるような提案をすることもできるでしょう。
もちろん、管理できるのは、BIのシートだけではありません。複数のサーバーやサービスを単一のコンソールから統合管理できることに加え、複数のサーバーに分散したSQL Server、および DAC(データ層アプリケーション)を監視し、CPU使用率やディスク使用率などをグラフで確認できます。
さらに、SQL Server 2008 R2のReporting Servicesを活用すれば、様々なかたちでユーザー部門をバックアップできます。
例えば、あらかじめ定義しておいたモデルをベースに、変更を加えたアドホックレポートをReporting Services で作成。Excel、PDFなど様々なファイル形式に変更することも可能です。さらに、そうしたレポートを定期的にメール配信したり、共有ファイルサーバーにパブリッシュするといったことも行えます。作成したレポートは、SQL商事の例でもあったように、Web ベースの接続を介して、SharePointサイトの一部として表示できます。