欧米を中心として、ビッグテック企業への反発を意味する「テックラッシュ」が相次いでいる。その中身は、テクノロジーの負の側面への非難から事実に基づかない批判や風評などまでさまざまだ。そうしたテックラッシュの逆風に対して「ロビイスト」の立場から対処してきた元アマゾンジャパン顧問・渉外本部長の渡辺弘美氏が2024年1月、書籍『テックラッシュ戦記 Amazonロビイストが日本を動かした方法』(中央公論新社)を出版した。知られざるロビイストの役割や、ロビイングの実例について、同氏に話を聞いた。