日本で1992年の「マジンドール」以来となる保険適用の肥満症治療薬が2月に発売されました。新たに発売された肥満治療薬「ウゴービ」は、週1回の注射で投与されます。「GLP-1受容体作動薬」に分類される薬で、糖尿病の治療薬を転用して作られました。「ウゴービ」は脳の満腹中枢に働きかけ空腹感を軽減し、食事の量を減らして体重を減らす働きがあります。日本人を対象とした臨床試験では、週1回投与した結果68週間後に平均13%の減量効果がありました。「ウゴービ」の価格は最大容量2.4ミリグラムの投与で1カ月約4万円です。「ウゴービ」は2021年に肥満症治療薬として米国で実用化され、2023年7月にはドイツ、同年