2023年のユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に選ばれるほど、昨年は生成AIの話題が席巻した1年となった。その勢いは2024年以降も続きそうだ。 コンサルティング会社のマッキンゼーが昨年発表したレポートによれば、生成AIにはさまざまな産業の生産性を大幅に向上させる可能性がある。彼らが各種のユースケースを調査したところ、全体で世界経済に年間4兆4000億ドル(約630兆円)もの付加価値を生むことが期待できるという。 日本とドイツの2023年度の名目GDPは、それぞれ約4兆2000億ドルと約4兆4000億ドルになると予測されている。それを考えれば、生成AIのインパクトは一国の経済を左右しかねな