全国から本屋が消えている——。2023年に入って、出版文化産業振興財団の調査で、全国の自治体の約4分1に当たる456の市町村に書店がないという実態が明らかになると(2022年9月現在)、多くのメディアで大きく取り上げられた。 最近では長年地域で親しまれてきた個人経営の書店だけでなく、その町の顔とも言えるような大型書店の閉店のニュースも相次ぐ。「書店 閉店 ラッシュ」で検索すると、地方の中核都市ですら、書店経営が厳しい現状を思い知らされる。 2023年4月には、「書店員の聖地」とまで呼ばれた鳥取市内の定有堂書店が、名古屋市でも正文館書店本店など地域に密着していた書店が何店か閉店。中でも「古田棚」
「本を読まない層が読みたくなる」、独立系書店の仕掛け人が考えた驚きの工夫
連載「だれが本を生かすのか」第3回 内沼晋太郎の奮闘【前編】
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