まず、ホンダの発表内容を改めて紹介する。 ホンダは、アメリカのゼネラルモーターズ(GM)と、GM傘下の自動運転技術の開発ベンチャーであるクルーズと共同で、2026年初頭に日本で自動運転タクシーサービスを開始すると発表した。2024年にサービスを運営する合弁会社を3社が共同で設立する。 これまでの3社の関係を振り返ると、GMが2016年にクルーズに出資し、GMクルーズを設立。次いで、2018年にはGMと燃料電池車や電気自動車(EV)などの共同開発で協業関係にあるホンダがGMクルーズに出資した。 研究開発では、GMクルーズは米カリフォルニア州サンフランシスコを皮切りに、小型EVのGMシボレー「ボル