いま、企業の人材マネジメントのトレンドは、「個」の尊重です。企業の人材戦略を見てみれば、おおよそ「従業員の自律的なキャリア形成をサポートする」や、「従業員と企業のWin-Winの関係性を築く」といったような言葉が並んでいます。 こうしたトレンドは、「企業が、個人を内包する関係」が終わって、これからは企業と個人が「対等に関係を取り結ぶようになっていく」という前提の下で行われています。終身雇用や長時間労働に代表されるような「人生まる抱え」の状態から、個人が力を発揮し、企業がそれを結集して組織として強くなっていくことで、両者がベストな関係を取り結ぶ、といった図式です。 こうした方向性は、ダイバーシテ
「仮面夫婦化」する会社と個人、転職・副業・リスキリング・・・ぜんぶ幻想
【人事改革の落とし穴】「個の尊重」「キャリア自律」を唱え続けた悲惨な末路
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