忘年会、親睦会の季節である。このような場では余興として福引が行われることも多い。簡単な景品の提供は、お土産にも、その場を盛り上げる話題にも好適で、だからこそこの趣向が定着したのだろう。 先日、ある親睦会で「景品はオレンジカードです」とジョークを言ったら、「懐かしいね。あれ、いつ頃のことだっけ?」「あれ、まだ使えるの?」と、しばし思い出話に花が咲いたのだった。 国鉄(日本国有鉄道=現在のJRの前身)が「オレンジカード」を発売したのは1985(昭和60)年3月25日のことで、これは自動券売機で切符が買える磁気式のプリペイドカードである。 当初は1000円券、3000円券、5000円券、1万円券がラ
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鉄道のチケットレス化の歴史と利便性向上の未来
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