2000年代初頭までは希少性が高く、それゆえ購入後の資産価値の上昇が期待できた超高層マンション(タワーマンション)。最近では分譲戸数が増加し、希少性が薄れたこともあって、「超高層」というだけは簡単には売れず、資産価値の向上も期待しにくくなっている。そんななかでも資産価値の向上が期待できる超高層マンションの条件とは──。 超高層マンションというのは、一般的に20階建て以上のマンションを指すが、わが国では1990年代の後半から急速に増加した。それまでは首都圏における超高層の分譲マンションの年間竣工戸数は2000戸台止まりだったのが、2000年には5000戸を超え、ピーク時の2007年には2万戸近く