世界初の“住める”巨大彫刻や穴あきの像で街に活気
Tête Carrée(2002年作)。立方体部分はアルミニウム製で網のような構造のため、内部には日光が届いている。手前の歩行者が豆のように小さく、いかに巨大かよく分かる(筆者撮影、以下特記のあるもの以外も同様。写真協力すべてAtelier Sosno)
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「叫び」を表現した彫刻、Exclamation(1995年作)。アトリエの外にてソスノ氏と
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サシャ・ソスノ氏。ニースに住み、40代から彫刻の世界に専心している。絵は子どものころから好きだったが、大学では政治経済、東洋言語、映画などを学んだ。遺跡発掘、雑誌創刊、テレビ番組制作などにかかわり、戦争報道写真家としてバングラデシュやアイルランドに赴任。妻とともに3年間の大西洋ヨット横断もした。様々な経験を経て、彫刻にたどり着いた
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板で隠したり、大きな穴を開けたり。左: Vénus aux équerres(2006年作)、右:Le bon guetteur...(2007年作) 
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体がパズルのピース状になっていている像。左:Soldat puzzle(2007年作)、右:Vénus puzzles(2013年作)、左手奥:茶色い男性像は前後3枚ずつの板で覆ってある。Empereur aux plaques(2004年作)
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ソスノ氏は報道写真家として1960年代後半に戦地に赴いた。帰国後、人物や風景の写真に黒や赤や黄色といった濃い色で、四角形や矢印や数字などを直接描くという作品を作り始めた。この「作品を不完全なものにする」という視点を、彫刻でも用いている。Portrait de M. et Mme de G.(1975年作)、撮影:Sacha Sosno
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「強い色調は、目を引きやすいのでよく使います」とソスノ氏。Vénus et Arman(1987年作)、撮影:François Fernandez
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地球にも大きな穴を開けてしまった。Globe aux quatre vents...(2010年作)、撮影:Atelier Sosno
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バニュー市の技術高校では、校舎の間から男性が顔を出す。高さ16メートル。Hommage à Romain Rolland(1999年作)、撮影:Adam Repska
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ソスノ氏は、軽食とアルコールが楽しめるブラッスリーとして「住める彫刻」を作る。場所は、南仏カーニュ=シュル=メール市の細い川沿いに建設予定の巨大ショッピングセンターPolygone Riviera内(2012年11月に委細公表、オープン予定は2015年秋)
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普通の像なら馬のみのはず。それを、馬の胴体を隠してしまうのはソスノ氏ならでは。私には、一部隠されることによって、馬が走る様子がより際立って感じられる。Il n'y a plus d'obstacle...(2007年作)、撮影: Atelier Sosno
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世界初の“住める”巨大彫刻や穴あきの像で街に活気
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